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訪問看護師のターミナルケアは訪問看護であって訪問看護でない?
訪問看護師のターミナルケアは特殊な分野になります。よって、一般の訪問看護とは行う業務に違いが生じます。どういった部分が違うのかを、診療報酬なども絡めて説明したいと思います。
目次 [目次を隠す]
訪問看護師のターミナルケアってオンコールが大変って本当なの?
訪問看護師のターミナルケアはオンコールが大変です。一般の訪問看護であれば、夜間の電話はほとんどかかってきませんが、ターミナルケアでは頻繁にかかってくるケースが多いです。
そして、24時間体制で対応するというのが在宅ターミナルケアですので、夜勤はないにしても、夜間の呼び出し対応なども発生してきます。
よって、訪問看護師のターミナルケアは、夜勤なしとは言えないような状況になっています。
訪問看護師はターミナルケアを希望するの?
訪問看護師はターミナルケアに携わりたいと思っているのでしょうか?人気があるかどうかというと、人気は少ない分野ではあります。
ただし、やりたくない仕事というわけではなく、責任が重く大変な仕事ということで、そこまでの自信がないという感じなんですよね。
実際に緩和ケア病棟は人気が高い分野ですので、ターミナルケアには携わりたい看護師は多いわけです。
じっくりと患者様の死と向き合う時間を共有し、心理的な部分でのケアもしていくというのが、看護師としての仕事のやりがいと感じるためです。
ただ、これを訪問看護で行うとなると、責任重大となり、また自分に出来るかどうかの不安を持ってしまいます。
それだけ訪問看護師のターミナルケアは大変な仕事で、覚悟が必要だということです。
訪問看護師がターミナルケアに関わると給料はどうなの?
訪問看護師がターミナルケアに関わる場合、給料は確かに良くなります。これにはちゃんとした理由があります。
診療報酬において、緊急時訪問加算やターミナルケア加算などがつくためです。
これがある程度高額な加算であるため、インセンティブと同じような形で、訪問看護師に還元されるようにしているケースが多いですね。
また、ターミナルケアに関して、訪問看護師を積極的に利用したい家族も多いのですが、これは診療報酬上の問題があります。
医師のターミナルケア加算は訪問看護の10倍近い金額が発生します。つまり、金銭的にもターミナルケアを訪問看護師にお願いしたい理由があり、需要が増えているのです。
訪問看護師のターミナルケアでの問題点はあるの?
訪問看護師のターミナルケアは、正直に言うとまだまだ問題点が多い分野です。特に問題となるのが、薬事法との絡みですね。
どういうことかというと、薬事法によって衛生材料の管理を訪問看護ステーションでできなくなっていることです。
衛生材料というのは、点滴セットや生理食塩水、キシロカインゼリー、消毒液、尿道カテーテルなどです。
こういったものを管理できないと、夜間の緊急呼び出しの際に、迅速に対応できないことがあります。
そのせいで、救急車を呼んで救急搬送を利用しなくてはいけない事態になってしまうこともあるのです。
訪問看護師のターミナルケアもこれからどんどん需要が増えるに連れて、こういった問題点も改善されてくると思いますが、早くしないと高齢社会においていかれてしまいますね。
訪問看護師のターミナルケアの求人状況はどうなの?
訪問看護師のターミナルケアの求人自体はかなりあります。というよりも、できる看護師がいればターミナルケアを受ける、という訪問看護ステーションが多いのです。
つまり、大々的に求人としてターミナルケアの看護師募集とはしていませんが、できる看護師は随時募集しているのです。
ただ、ターミナルケアの訪問看護師はやりたいからできるというものではありません。
病棟の経験だけでなく、ターミナルケアに携わってきた経験も必要ですし、訪問看護師の経験も必要です。
つまり、全てにおいての経験がある、スペシャリストでないとできないということです。
求人自体は随時ですが、ターミナルケアは訪問看護ステーションで既に行っているところで勤務する方が、安心して仕事ができます。
システムがしっかりしているので。そういった事業所は看護師転職支援サイトで情報を収集すると見つけやすいですね。
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